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Cover all of GREGORY

グレゴリーにまつわるモノ、ヒト、コト。

東京都八丈島で生まれ、幼い頃からサーフィンや釣り、スケートをはじめとしたアウトドアアクティビティが身近にあった笹本さん。現在は原宿のスケートショップ「FTC」に勤務する傍ら、自身のブランド〈メトロポリス フィッシング(Metropolis Fishing)〉のディレクションと、まさに“好き”を仕事にした毎日を送っている。そして、仕事も遊びも常に両手を自由にしておきたいという彼が使うのはいつもバックパックだった。

「地元が海に囲まれていたので、子供のときから釣りもサーフィンも身近にはありましたが、結果どっぷりハマったのはスケートでした。そのおかげで、いまFTCで働いています。でも、コロナ前あたりから久々に釣り(シーバス)がしたくなって。釣り具自体は持っていたので、自転車に括りつけて、今日みたいにバックパックを背負って行ったんですけど、1匹も釣れなくて。それからというもの、悔しくて行き続けたんですけど、4ヶ月間一度も釣れませんでした」

一般的にシーバスは、ビギナーズラックは除いて、釣れる感覚が得られるまでに半年〜1年かかるという。楽しさと比例して忍耐力も必要になってくる。そもそも、シーバスのどこに魅力を感じているのだろうか。

「ルアーフィッシングって、“釣れた”じゃなくて“釣った”なんです。例えば、思ったところにルアーを投げるスキルとか、今日は雨が降ってて海が濁ってるから派手なルアーを使うとか、狙う魚種や潮の流れ、天候、時間、気温とか、その都度状況に合わせてルアーを選ぶので、パターンは無限にあるんです。その正解を探っていった先に“釣った”があって、自分の狙い通りに釣れると、もうやめられないですね(笑)」

 

やったことのない人にこそ広めたい。

今では週3〜4の頻度で釣りに行くという笹本さん。すっかりハマってしまった自分自身をどう見ているのか尋ねると意外な答えが帰ってきた。

「僕の中で、ルアーフィッシングとスケートって似てるんです。やり続けることでクリアできる楽しさというか、大きい魚を釣りたい気持ちとオーリーが高くなりたい気持ちが一緒みたいな。そもそもスケートに似てるものがあるからハマったと思うし、昔からモノを集めるのが好きな性格なので、ルアーもつい集めてしまう。釣れたときの感動は何者にも変え難いし、やっぱり餌釣りにはない魅力がめちゃくちゃあるんですよね」

そうして、好きが高じて自身のブランド〈メトロポリス フィッシング〉を1年前からスタート。ガチの釣り好きのためのアパレルというよりは、これまでやったことのない人にこそ広めたい。そんな接点をつくれたらと笹本さんは話す。

「まだ釣りとファッションってガッツリ繋がってない気がしていて、釣りのウェアってイケてない印象を持っている知り合いも多いんです。もちろんそこの人たちに向けてでもあるんですが、服は好きだけどまったく釣りをしたことがない人にこそ釣りの楽しさを知ってもらいたい。ファッションの延長線上に釣りがあるような、そんな接点を〈メトロポリス フィッシング〉を通してつくっていきたいですね。ちょっと話が大きくなりましたが、地道にやっていきますよ」

 

使っているところをしっかりイメージ。

釣り用に選んだのは、収納性の高いトートバック型のバックパック「SNATCH DAY」。ファスナーで開閉できるエクスパンダブル機能を備え、容量を変化させることが可能。すっきりとした見た目に反して、隠れた機能が満載。PCスリーブも完備し、通勤や通学にも最適なモデルだ。

「仕事やスケートのときもそうなんですが、常に両手を自由にしておきたいので、使うバッグは必ずと言っていいほどバックパックです。これまで使ってきたものもほぼバックパックでしたし。このSNATCH DAYは、容量は十分あるし、サイドジップから中身が取り出せるのが最高。僕の場合、釣りのとき、すぐスポットを移動できるようにバックパックを背負いながらやるので、ルアーを変えるときとか工具を出すときの使い勝手がいいですね。トップもジップタイプだから中身が落ちる心配もないですし、今日みたいなコンパクトな釣りスタイルのときに最適じゃないでしょうか」

あくまで自身のフィッシングスタイルがベース。実際に使っているシーンをイメージしたセレクト。その解像度がとても高いと感じたのは読者も同じはず。笹本さんのバッグ選びの基準はとてもシンプルで明快だ。

笹本さんのインタビュー「仕事にまつわる話編」はこちらから!

バッグ:GREGORY「SNATCH DAY」

Photo_Fumihiko Ikemoto
Text_Jun Nakada