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いよいよグレゴリー40周年イヤーも残すところ1ヶ月を切りました。
過去を掘り下げる企画の最後を飾るのは「テールメイトS」についてのお話しです。
「テールメイト」は1987年にリリースされました。
本年の40周年アニバーサリーコレクションではリリースしませんでしたが、
実は今年で発売から30年目というグレゴリーの歴代の製品の中でも”超”の付くロングセラー商品のひとつです。
リリース当時のワークブックをご覧ください
NEW!という文字が懐かしくも新鮮で、不思議な感じがします。
最初期の製品にはラージサイズのタグが付いて、容量サイズはSとMの2種類で展開されました。
こちらは91年のワークブックから。
紫タグの初期頃からトリムの色に発色の良いカラーが使われる物が出始めたり、
コーデュラナイロン生地のデニール数が違う製品がリリースされたりと、バリエーションが増えて行きます。
それにしても、SとMで大きさにかなりの違いがありますね。
こちらが93年のワークブック。
青文字の初期頃まで、ウエストベルトは片方で引くタイプの物でした。
その後、現在の仕様と同じくどちらかにも引ける両引きタイプのウェストベルトに変更されます。
青文字期の初期頃にMサイズが廃版となり、2006年にテールメイトXSがリリースされるまでのしばらくの間、
(テールメイトという冠は付くものの、ディテールの違うモデルであるテールメイトJrのリリースはありましたが)
テールメイトとしては、このSだけで展開されていました。
そのテールメイトSですが、ウエストベルト脇に「S」のタグが付いていたのをご存じでしょうか。
このSのタグが付けられたのは紫タグ最終期の92年頃で、当初はシンプルにSとMの2種類のサイズを区別するための物でした。
紫タグから、青文字へと移行した時期にはSのタグがホワイトであったり、ブラックであったり、付いたり付いていなかったりと、
移行期ならではの様々なパターンがあり、2014年にタグ位置が表側から内側に移動し現在に至ります。
当初はミディアムサイズに対してのスモールという意味でしかなかったこの「S」は、
時の経過とともにサイズの概念を超えて、また別の意味を併せ持つようになったのではないでしょうか。
それは「スタンダード」、「Standard」基準という意味の英語です。
このテールメイトSがリリースから現在までの30年間に様々なサイズで展開した時期がありながらも、
リリース当時からその形・サイズを変えることなく展開され続けている「テールメイトS」
「テールメイトS」は、これからも変わらずに展開して参ります。
皆様にとっての「スタンダード」プロダクトのひとつになれたとしたなら、こんなにうれしい事はありません。
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All About Gregory Product:5 30周年を迎えた「テールメイト」

2017.12.01