• 百々 南 (BEAMS Press)

自転車はひとつのコミュニケーションツール。

現在「ビームス」のプレスを務める百々さんが、ファーストバイクを手に入れたのはいまから5年前のこと。当時、〈ピルグリム サーフ+サプライ〉の店頭に立っていた彼は、幡ヶ谷にある人気バイシクルショップ「ブルーラグ」のポップアップイベントをきっけかにどっぷりとその世界にのめり込むようになったそうだ。

「仕事の日もオフの日も、移動ツールとして欠かせない相棒です。買い物に出かけたり、河川敷を走ってみたり、ひとりでどこかに出かけるときはもちろん、コロナ前は自転車好きなビームススタッフたちと一緒に遠出したりすることもありました。最近は銭湯とサウナにハマっていて、ひとりはもちろん、友達と一緒に楽しんでます。汗だくになりながら向かいつつ、ひとっ風呂浴びてスッキリした後、夜風を浴びながら自転車に乗るのが最高に気持ちいいんですよ。結果、汗だくになって家でシャワー浴びるんですけどね(笑)」。

フルオーダーカスタムで初めて組んだ自転車のベースは、〈サーリー〉のなかでも人気の高い街乗りフレーム「Steamroller」。シングルスピードで、太めのタイヤを履かせて安定感を重視。基本的には「ブルーラグ」のスタッフさんにお任せで組んでもらったという。

「いまでは自転車がひとつのコミュニケーションツールになっています。年齢も職種も関係なく、これまでまったく関わりのなかったひとと交流する機会もグッと増えました。ちなみに、自転車に乗るからといって、それに合わせて身につけるものを制限しないのがマイルールです。 コートもテーラードジャケットも革靴も、気にせずなんでも着ます。毎日乗るからこそ、コーディネートはあえてこだわりません」。こうした無理のなさが、なにより大事だったりするのだ。

そんな自転車ありきの日々を過ごす百々さんが、〈グレゴリー〉の「スケッチメッセンジャーS」を選んだのは必然のことかもしれない。自転車乗りということに加えて、彼にとってのはじめての〈グレゴリー〉はメッセンジャーバッグだったからだ。

「最初に手に入れた〈グレゴリー〉は中学生のときに兄から譲り受けた旧ロゴのメッセンジャーバッグ。モデル名は覚えていませんが、いまでもたまに使っています」。

メッセンジャーバッグといえば、ご存知の通り元々郵便配達員のためにつくられたアイテム。そこに〈グレゴリー〉がアウトドアシーンで培ってきた技術を加えた「スケッチメッセンジャーS」は、百々さんがバッグに求める機能をしっかりと有している。

「休みの日に自転車に乗るときは、結構遠出したりもします。20kmくらいは余裕で。持ち物としては、パッカブルの軽アウターとさっとかぶれるキャップとタオル。あとは休憩がてら読める文庫本くらいでしょうか。そんなに荷物がないので、『スケッチメッセンジャーS』でも十分事足ります。しかもショルダーストラップが、直感的にラクに閉めたり緩めたりできるのがいい。自転車に乗ってると、どうしても左右に体が揺れたりするので、軽くて、丈夫で使いやすくて、体にフィットするものがいいんです。そういう意味でも、これは雑に扱っても壊れないタフさを感じますね」。

バッグ:GREGORY「SKETCH MESSENGER S」
ジャケット:BEAMS
ショーツ:SSZ
ヘッドウェア:NOROLL
ソックス:STANCE
シューズ:Clarks Originals × BEAMS

Photo_Fumihiko IKemoto
Text_Jun Nakada