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アンバーには王道だからこその使いやすさがある
鈴木みき 愛用アイテムでパッキング

 

パッキングは力ずく系!
2020.04.24

「袋がとにかく大好きなんです。前世が袋だったんじゃないかっていうくらい」
グレゴリークルーであるイラストレーターの鈴木みきさんは、朗らかに笑いながら、愛用しているグレゴリーのバッグやスタッフサックを次々と並べてみせてくれる。
「コンパクトになるトートバッグは登山の時にも便利。下山後にお風呂セットをこれに入れて持ち運んだりしています。ずっと愛用しているのがドキュメントスリーブ。パッドが入っているのでイラストを持ち歩いたり、山で絵を描く時の道具をこれに入れています」
鈴木さんは国内海外問わず、さまざまな山に行く。当然パッキングにもこだわりがあるかと思いきや「私の場合は力尽く系です」と笑う。

「種類ごとに小分け袋に分けて、ギューッと押し込んじゃいます。それが一番デッドスペースが少ない気がするんですよね。ただ、力尽く系とは言いましたけど、小分け袋の中はしっかり整理してます。これは空港の保安検査対策。私が観察したところによると、どうやら小分け袋の中がグチャグチャな人が引っ掛かりやすい印象。たぶん影になって機械に写りにくいんでしょうね」
鈴木さんがグレゴリーの登山用バックパックを初めて手に入れたのはいまから20年ほど前。それからはずっとグレゴリーを愛用している。そんな鈴木さんに新作のアンバーを実際に手にとってパッキングしてみてもらう。
「王道、という感じのバックパックですね。ポケットの配置なども良く考えられているので、迷いなくパッキングできます。サイドのメッシュポケットには傘とトートバッグ、ウエストハーネスのポケットにはカメラを。これだけの容量があれば、サコッシュとかを持たなくても、日焼け止め、リップ、ティッシュとかすぐに取り出したいものを入れておけます。女性の場合は男性に比べると小物が多いし、出し入れするタイミングも頻繁。だから外側にいろいろ入れておけるのは嬉しい要素です」
レインカバーとレインパンツはひとまとめにして、ハイドレーション用のスペースに仕舞う。
「このふたつは出すタイミングが一緒ですからね。レインウェアは別にして、座布団と一緒にサッと取り出せるフロントパネルに仕舞います」
ハーネスの柔らかさは大切な要素
パッキングを終えたアンバーを実際に背負ってもらう。アンバーの特徴である「VERSA FIT」はヒップベルトとバックパックが一体化しているので、包み込むようなフィット感が特徴だ。
「背負い心地はすごく良くなってますね。背面とウエストが立体的に繋がっている構造なので、常に背中に付いてくる感じがあります。女性の体って男性に比べて凹凸だったり、お肉もあるので、すっぽり包まれるような感じはとても心地良いです。とくに44Lくらいの容量があって、荷物が重くなってくるとより効いてくる感じがあります」

それに加えて、ウエストハーネスが柔らかいのも鈴木さん的うれしいポイントだという。
「海外旅の時はグレゴリーのトロリーに、バックパックを入れるのでハーネスが柔らかいほうが、収納しやすいんです。国内の山に行くときも電車移動が多いので、ウエストハーネスが固いと邪魔になっちゃうんですよ。電車の中で邪魔にならないというのは大きいですね。私、背がちっちゃいので、ウエストハーネスがしっかりしすぎてると、網棚に上げられないんですよ。山もそうなんですが、電車がメインの私にとっては街での移動のしやすさというのも大事なんです」

アンバーは、パラゴンなどに比べると、ムレ対策は控えめ。でも、これが鈴木さんにとっては好印象。

「フレームがまっすぐで抉れていないので、中はしっかり袋状。パッキングがしやすいですね。私の場合はムレよりもそっちが優先。なにせ力尽くですから(笑)。アンバーはオーソドックスな作りだから、いろんな使い方に対応してくれるし、長く使い続けられそう。そんな印象を持ちました」
Text: TAKASHI SAKURAI Photo: DAI IIZAKA